健康診断受診と観光を目的とした医療ツーリズムの団体17人が6日、中国・アモイから那覇空港に到着した。参加者のうち13人が、5泊6日の日程で沖縄観光を楽しみながら、健診や、がんを検査するPET(陽電子放射断層撮影)検査を受ける。

沖縄に到着した医療ツアー客ら=6日、那覇空港国際線ターミナル

 ツアーは、医療ツーリズムに特化した旅行社「SAIツーリスト」(那覇市、蔡莉萍社長)の受け入れ事業。同社はアモイ市にある旅行社「タイ東方国際医療旅遊」(邵雨加会長)と医療ツーリズムで連携しており、今回が受け入れ第1弾となった。

 那覇市観光協会などの歓迎セレモニーで花束を受け取った邵会長は「日本のがん検診は世界でも高レベル。ツアーでは自然や食の素晴らしさも提供したい」と説明。「健診とゴルフ、健診と観光を組み合わせた商品をつくりたい」と語った。 

 蔡社長は「多様化するニーズに対応できる医療ツアーなど新たな商品を販売していきたい」と意気込んだ。夫婦で参加した、アモイの医療機関で院長を務める男性は「中国にも医療機関はたくさんあるが、日本と違う部分もある。日本の医療サービスを体験したい」と期待を語った。

 県内の医療機関や旅行事業者らでつくる万国医療津梁協議会によると、2014年度の海外からの医療ツーリズム参加者は29人。10人以上の団体ツアーは珍しいという。