【南城】繊細な味の違いやハチの生態などについて豊富な知識を持つ「はちみつマイスター」の資格を、南城市内の金城真弓さん(52)がこのほど取得した。全国に211人おり、沖縄県内では2人目、女性では初。おいしいだけでなく健康にも役立つ魅力を的確に伝え、普及させるのが役割。蜂蜜を使ったスイーツを提供するカフェ、活用法を伝える料理教室など、夢は膨らむ。(又吉健次)

はちみつマイスターの資格を取得した金城真弓さん(右)と夫の道年さん=12月21日、南城市玉城地区

 金城さんは2012年から、夫の道年さん(55)と市玉城地区で養蜂業を営む。商品は好評だが、「単においしいという説明では駄目。風味の違いや効能を、きちんと紹介したい」と考えた。そんなとき、資格の存在を知った。

 日本はちみつマイスター協会(東京)が認定する資格を得るには、蜂蜜を使ったせき止めや肌の手入れといった医学的な知識も学ぶ2日間の講座を受ける必要がある。金城さんは15年6月に都内で受講、蜂蜜に漬け込んだ県産唐辛子を使ったピリ辛パスタを提案したほか、知識を問う試験も受けた。

 資格を取り、自信を持って自社商品を説明できるようになった。「この蜂蜜はピリッとスパイシー。ウオツカをベースにしたカクテルにも合う」「この商品はコクがあり、深みのある甘さ。プリンやトーストにかけると美味」「こちらは滑らかな舌触りで上品」と流ちょうに話す。

 現在、南城、宜野湾、名護の3市で年間180キロ前後を生産する。本島内でも花の種類が異なれば、蜂蜜の味や香りは変化する。

 蜂蜜生産に必要な花畑の見学など観光資源につなげ、スイーツ生産で地元の活性化につながればと道年さん。真弓さんは「そのためにも、資格を生かせたら」と瞳を輝かせた。

 問い合わせはぐすく養蜂園、電話090(3790)8158。