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  • 那覇空港で、上海吉祥航空の旅客機が管制官の許可を得ずに離陸した
  • 先に着陸した海保機が誘導路へ移動中で、滑走路待機を指示されていた
  • 接触やけが人はないが、運輸安全委員会は重大インシデントとして調査

 国土交通省は19日、那覇空港で18日午後6時40分ごろ、上海行きの上海吉祥航空の旅客機(乗客乗員115人)が管制官の許可を得ずに滑走して離陸したと発表した。同空港へ先に着陸していた海上保安庁那覇航空基地所属の航空機(乗員5人)が滑走路から完全に離れていなかった。両機に接触はなく、けが人もない。同省は、事故につながる恐れがある航空重大インシデントに該当するとして原因などを調査する。

(資料写真)那覇空港

 運輸安全委員会によると、上海吉祥航空機は管制官から滑走路上で待機するように指示されていたが、離陸の許可を受けないまま滑走を始め、午後6時43分に離陸したという。先着の海保機は誘導路へ向かっていた。滑走路上での両機の位置関係や距離などについては公表していない。

 同委員会は、航空法施行規則第166条で規定する他の航空機が滑走路を使用中の離陸で航空重大インシデントに該当するとし、19日、事故調査官4人を同空港へ派遣した。

 上海吉祥航空は同日、本紙の取材に「調査の段階なのでコメントできない」とした。

 那覇空港では2015年6月に航空自衛隊所属のCH47ヘリが滑走路上空を横切り、全日空機が離陸を中止するなど、民間機2機の離着陸に影響する重大インシデントがあった。