沖縄県内で「カツオ缶詰」の輸入が急増している。沖縄地区税関によると、2017年の輸入量は前年比4・2倍の317トン、輸入額は5倍の2億3200万円といずれも過去最高を記録した。従来はほとんど本土経由で運ばれていたが、物流コスト軽減を目的に近年は海外からの直輸入が増えているという。

カツオ缶詰の輸入動向

 県内ではマグロ缶とともに、チャンプルーの具材などによく使われるカツオ缶。家計調査によると、2016年の1世帯あたりの魚介缶詰の支出額は、全国平均の2・3倍の4859円。長い間全国一を維持しており、同地区税関は「アメリカナイズされた食文化の影響」としている。

 輸入動向を見ると、13年から輸入量・金額がともに増加し、17年に急増。カツオ缶は今も多くが県外経由で運ばれており、消費量はさらに大きいとみられる。

 地区税関の調べでは一部の業者が物流コストを低減するため、直輸入に切り替えているという。地区税関は「チャンプルーの具材としてカツオを含む魚介の缶詰は欠かせないため、今後も輸入は堅調に推移していく」とみている。