沖縄県立北部病院(知念清治院長)が4月1日から、外科の夜間救急診療(午後5時~翌日午前8時)を現在の週4日から週2日に制限することを決めた。4人いる外科医のうち、派遣医1人が任期満了を迎え、3人となるため。知念院長は「医師1人当たりの当直負担を考えると、現状維持は難しい」と説明する。

県立北部病院の現状

 同病院の外科は昨年8月にも医師1人が退職し、日中の外来制限措置を取った。外科の夜間救急受け付けは現在、月、水、金、土の週4回。これが4月からは金と土の週2回となる。受け入れ制限のしわ寄せは今後、北部地区医師会病院にいくと考えられ、「北部地域の医療体制の崩壊につながりかねない」(知念院長)危機的状況という。

 北部病院では4月から、産婦人科でも医師が1人減り3人体制となる。3月に入り、すでに受け入れを数件断るなど現場は逼迫(ひっぱく)している。

 内科では消化器担当医が1人減の2人に、人工透析担当医も応援がなくなり1人となる。小児科も2019年度から医師不足が懸念されている。知念院長は「医師確保に向け県とも調整を続けているが状況は厳しい」と話した。