泡瀬干潟を守る連絡会(小橋川共男・漆谷克秀共同代表)は19日、沖縄市泡瀬のウミエラ館で会見し、泡瀬干潟で2月から海藻ホソエダアオノリが大量発生していると発表した。それが原因とみられる貝類の死滅もみられた。

大量発生した海藻「ホソエダアオノリ」が確認できる泡瀬干潟=19日、沖縄市・泡瀬干潟

 海域には絶滅危惧種の海藻クビレミドロや新種のアワセイソタナグモなど多様な生物が生息していることから、「貴重な生物への影響が懸念される」と指摘。同会は近く国や県に対策を要請する。

 同会によると、ホソエダアオノリは泡瀬干潟に生息しているが、昨年から大量発生が見られ、絶滅危惧類のリュウキュウアサリなど大量の貝類の死滅も確認。ことしもカワラガイなどが死んでいるのを確認した。

 ホソエダアオノリの大量発生原因として「埋め立て工事が行われて、閉鎖海域となって干潟が閉じ込められた状態になっている。富栄養化し、異常発生しやすい状況になっているのではないか」と指摘。大量発生により干潟表面が覆われることで、海中が酸素不足になって生物への影響が懸念されることやホソエダアオノリの死骸が腐敗し、貝類の死滅を引き起こしているのではないかとみている。

 小橋川共同代表、前川盛治事務局長は「県民にも環境問題の一つとして知ってほしい。昨年もこの状況を国や県に訴えたが、対策をしてくれなかった。強く要請していきたい」と話した。