那覇空港ビルディング(兼島規社長)は7日、国内線旅客ターミナルビルと国際線旅客ターミナルビルをつなぐ連結施設の建設計画を取締役会で承認したと発表した。連結施設内には国内線と国際線チェックインカウンター数を増設するほか、国内線用バスラウンジを設け、受け入れ態勢を拡充する。年間利用者は年間2150万人まで受け入れが可能になる。ことし12月までに設計を終え、来年1月に工事着工、2020年の完成を目指す。

那覇空港ターミナル連絡施設のイメージ図

那覇空港=2014年9月撮影

那覇空港ターミナル連絡施設のイメージ図 那覇空港=2014年9月撮影

 施設は、敷地面積が3万3千平方メートルで地上4階建て。1階に国内線用バスラウンジや国際線到着ロビー、2階に国内線保安検査場や搭乗待合室、国際線チェックインカウンターを設ける。3階は国内線チェックインカウンターや土産品店などの店舗を想定し、4階には機械室などを造成する計画だが、具体的な基本設計はことしの夏ごろに固まる見通し。

 連結施設は第2滑走路の完成に合わせて20年の運用開始を見込む。滑走路やターミナルビルが一体となり、空港施設の機能強化を目指す。整備後は国内線ビルと国際線ビルなど、既存の施設と合わせると14万4500平方メートルで一体の大型施設となる。

 これまで貨物ターミナルでチェックイン、搭乗手続きを行ってきたピーチアビエーション(大阪府)やバニラ・エア(千葉県)といった国内の格安航空会社(LCC)も、完成後には同施設に移動予定で、利便性の向上に期待が高まる。

 連結施設には国内線専用の大型駐機スポット、国際線と国内線共用の小型駐機スポットを一つずつ増設。国際線専用のチェックインカウンターは従来の3倍になる。増加する外国人観光客の受け入れ態勢改善や増便、新規就航を要望している国際線航空会社の就航数増加に期待も高まる。

 兼島社長は「観光客数1千万人を目指し、限られた施設余地を最大限に生かし、受け入れ態勢の整備に努めたい」と話した。

 沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長は「国際線と国内線が一体となった施設で、利便性の向上ができる」と語った。