【石垣】JA石垣牛の枝肉初競りが8日、八重山食肉センターで開かれ、最高価格はキロ当たり3460円、平均価格は2927円となり、いずれも初競りの過去最高額を更新した。

3千円超えの高値が次々に付いた石垣牛の初競り=石垣市大浜、八重山食肉センター

 昨年の初競りに比べ、最高価格は520円、平均価格は404円アップした。計15頭が競りにかけられ、キロ当たり3千円台の高値が次々に付くと、生産者からは拍手がわき起こった。

 昨年に続き最高額の牛を肥育した小波本牧場の小波本英良さん(46)は「輸入飼料を使わず、石垣の草だけを与え、脂がうまい。いい値をいただき、今年も頑張ろうとスイッチが入った」と喜んだ。

 JAおきなわ八重山地区畜産振興センターによると、2015年の石垣牛販売実績は前年より13頭増の684頭、販売価格は約6558万円増の6億8911万円。

 石垣牛は好調な観光を背景に観光客の需要はあるが、供給が追いつかない状況。市やJAでは年間頭数1千頭を目指し、牛舎建設補助などに取り組む。

 JA石垣牛肥育部会の仲大盛吉幸部会長は「肥育農家の技術向上とブランド力の高まりで全国の競り市場より高い値が出ている。若手農家に意欲も出ており、増頭に向けて励みたい」と力を込めていた。