沖縄県名護市の名護城公園内にある名護神社で、さい銭箱の中の金銭が盗まれる被害が2年前から続いている。名護市城区の区有地に神社があり、管理する区によると、さい銭箱の施錠が壊されそうになった窃盗未遂は約5年前から始まっている。宮里旭区長(57)は「二重ロック、溶接までしたが施錠を壊された。もう打つ手がない」と途方に暮れる。(北部報道部・城間陽介)

さい銭箱の窃盗被害が多発している名護神社=9日、名護城公園

 毎年、正月や受験シーズン、祭りで参拝者が多い時期が狙われるという。被害額は多い時で20万円以上。「今はちょうど狙われる時期」(宮里区長)だ。宮里区長は週に2~3回神社周辺を巡回し、参拝シーズンに頃合いをみて早めにさい銭箱の中を回収しているという。名護署に被害届を数回出しているが、捜査の進展は聞かされていない。

 神社は名護市街や名護湾を見渡せる場所にあるが、周辺に人気はない。区長によると、シーズンを除いて普段の人影はほとんどないという。

 今年もすでに被害に遭っている。区長がさい銭箱の中を回収した後の1月中旬に溶接した施錠が壊され、箱の中のいくらかが盗まれた。「回収するたびに溶接し直す費用もばかにならない。本来神社の補修に充てるさい銭が、施錠代になっている」と嘆く。

 名護神社周辺で不審者情報があれば名護署刑事課まで。電話0980(52)0110。