高校のない離島から沖縄本島に進学する生徒を受け入れる学生寮を備えた県立離島児童生徒支援センター(愛称・群星寮(むるぶしりょう))の開所式が8日、那覇市東町の同センターで開かれた。離島の生徒や家族らの長年の悲願達成に、「『15の春』に、夢と希望を持って進学できる」と喜びの声が上がった。

離島の児童生徒を支援する施設の完成を祝いテープカットする関係者=那覇市東町・県立離島児童生徒支援センター

 すでに高校1、2年生が入寮し、来年度から新入生40人を含む59人でスタートする。入寮者だけでなく、離島の児童生徒が本島に来る際の交流拠点ともなる。

 施設は鉄筋コンクリート5階建てで定員120人(男子60人、女子60人)。個室や食堂兼学習室、シャワー室、研修室などを備える。毎月の寮費は、使用料と食費を含め3万6700円。敷地面積は約1272平方メートル、総事業費約11億2千万円。

 県内で高校がないのは15市町村23離島。これまで一家で引っ越したり家族が離れ離れで暮らすなど経済的、精神的にも負担は大きかった。

 看板除幕式に臨んだ伊江中2年の内間日菜さんは「設備が整い、とても魅力的。高校進学する時にはぜひ使いたい」と喜びの声。翁長雄志知事は「愛称の『群星』のように、一人一人が輝き成長してほしい」とあいさつした。