りゅうぎん総合研究所(池端透社長)は8日発表した2016年の県内経済展望で、県内経済は「拡大の動きが強まる」と見通した。消費関連は雇用情勢の改善などで、観光関連は外国人観光客の旺盛な旅行需要で好調に推移すると予測。建設関連も公共工事の増加などから好調になると見込んだ。

 個人消費のうち、スーパー・百貨店売上高は新規出店効果や改装効果などで食料品を中心に消費行動がさらに活発となり、前年を上回るとした。名目賃金が前年より上昇に転じることから、消費マインドはさらに向上すると予想した。

 建設関連は沖縄関連予算が高水準を維持したほか、住宅需要と企業の設備投資意欲の高さから民間工事も需要が高まり、引き続き好調になるとした。

 観光関連では、国内客は国内消費の回復などで前年比増加を予測。外国客は円安による日本旅行の割安感や、航空路線の拡充、クルーズ船の寄港回数増で前年をさらに上回るとしている。

 課題として、観光客1人当たりの消費額の上昇など質の向上、需要の急拡大による供給不足の克服を挙げ、早急に手を打つべきだと指摘した。

 企業倒産件数は好景気を受け、落ち着いた動きで推移するとした。