【大城章乃通信員】ハワイ州立ヒロ高校で12月7日、平和学習イベント「Sound of Peace2015」が行われ、県出身で歌手の上間綾乃さんが、美しい歌声とともに平和のメッセージを観客に届けた。戦争の悲しみを音楽で癒やしたいという思いから、ハワイ日系人会館の働きで始まったイベント。真珠湾攻撃および太平洋戦争終戦70周年を迎えた昨年は、ハワイ大学ヒロ校で日本研究を専攻する学生や日本人学生を中心に企画・運営された。

「さとうきび畑(ウチナーグチ)」を披露する上間綾乃さん

上間さんの歌声と三線の音色を聴きながら平和について考える観客たち=12月7日、ハワイ州立ヒロ高校

「さとうきび畑(ウチナーグチ)」を披露する上間綾乃さん 上間さんの歌声と三線の音色を聴きながら平和について考える観客たち=12月7日、ハワイ州立ヒロ高校

 プログラムの第1部では、ハワイ大学ヒロ校の本田正文先生が、戦争によって生まれた差別と戦った日系人の歴史などを振り返り、戦争の愚かさや平和の大切さについて説明した。

 第2部ではこの日のスペシャルゲストとして招待された上間さんが三線を片手に登場。戦後70年の節目を記念して昨年6月にリリースした「さとうきび畑(ウチナーグチ)」をヒロ高校日本クラブの学生とともに披露した。最後の歌が終わると会場は感動と大きな拍手に包まれ、涙を拭う観客の姿も見られた。

 また「平和と自然を守るために 戦後70年目の沖縄」と題したイベントも行われ、世界の恒久平和を願い、戦争で失った森と自然を取り戻そうとするプロジェクト「Green United2」の紹介が行われた。

 この活動の応援歌「さとうきび畑(ウチナーグチ)」を歌う上間さんも登場し「この歌を通して戦争の悲しみや平和の尊さを伝えたい。少しでも平和な世界に近づけるように、祈りを込めて歌う」と集まった観客に語った。