【大城章乃通信員】ハワイ大学マノア校文化人類学部で昨年9月から12月にかけての1学期間、「沖縄とディアスポラ」という県系移民者を取り巻く環境とアイデンティティーについて学ぶ授業があった。県系ハワイ出身者やアメリカ本土出身の学生などが世界の沖縄について学んだ=写真。

 11月には、WUB Hawaii(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション・ハワイ支部)による特別授業が行われた。ブラジルとペルーの県系人3人と教室をインターネット電話「スカイプ」でつなぎ、若い世代が感じる沖縄アイデンティティーについての発表に参加した学生たちが耳を傾けた。

 発表者の一人で、ペルー県系3世のメリー仲田さんは「県系として生まれ、ペルーで育ち、大学はアメリカの大学に通って今英語を主に使う生活をしている。自分が誰なのかと悩んだ時期もあったが、自分を一つの枠にはめるのではなく、多様な文化を持つのも個性だと気付いた」と経験を共有した。

 「曽祖母が沖縄出身。その他にもハワイ、日本、アイルランド、中国などさまざまな家族背景を持つため、自分がどのグループに属するのか分からなかった」と話すのは同大学3年次のマイケル・キニさん。「ちゃんぷるーアイデンティティーという言葉が印象に残った。多民族的なアイデンティティーは自分の強みになると学んだ」と感想を述べた。