【浦添】「ことしは申(さる)年。学校に猿を連れて来ましたよ!」-。浦添小の全体朝会で5日、銘苅健校長(57)が呼び掛けると全校生徒625人から「ええー」と驚きの声が上がった。現れたのは、茶色い衣装とお面で猿になりきった同小3年の松本晴菜さん(8)。アドリブでお尻や頭をかいて会場を和ませ、銘苅校長とともに組踊「花売の縁」の「猿引」を演じた。

銘苅健校長(手前右)に伴われて登場した松本晴菜さん演じる猿(同左)=5日、浦添小

 花売の縁は、山原に出稼ぎに行ったまま戻らない首里の士族を探そうと、その妻子が旅に出る話。途中で猿引に出会う。松本さんは、かぶとをかぶって旗(ゼイ)を振ったり、なぎなたを持って武士のまねをしてみせたりした。国立劇場おきなわの舞台に立ったこともあるといい、終演後は「落ち着いてできました」と舞台袖でニッコリした。

 地謡は、市文化協会の瑞慶覧長仁さん(72)、仲原善光さん(72)、糸数一雄さん(68)、比嘉シゲ子さん(65)、東江粂雄さん(77)、瑞慶覧香代子さん(68)が担当した。香代子さんは「普段からうちなーぐちがペラペラで組踊までなさるなんて、普通の校長先生じゃないですよ。すごいインパクト」と絶賛していた。