【那覇】国内最古級とされる人骨が見つかった「山下町第一洞穴」の遺跡公園整備が完了し、8日開園式が行われた。関係者や地域住民が訪れ、完成を祝った。

テープカットで開園を祝う関係者ら

洞穴前に立てられた案内板に見入る住民=那覇市・山下町第一洞穴遺跡公園

テープカットで開園を祝う関係者ら 洞穴前に立てられた案内板に見入る住民=那覇市・山下町第一洞穴遺跡公園

 洞穴は間口約1・5メートル、奥行き約5メートル、高さは約3メートル。これまで2度発掘調査が実施され、1962年には鹿の骨や石器などが、68年には約3万2千年前の旧石器時代のものとみられる8歳前後の女子の太ももとすねの骨が発見されている。翌年に当時の琉球政府から史跡指定を受けた。

 開園式はあいにくの雨となったが、園内に設置されたテントは地域住民で満杯になった。関係者によるテープカットのほか、近隣の保育園児による琉舞などが披露され、お祝いムードに包まれた。

 城間幹子市長は用地を提供した住民に感謝し、「市民の皆さんに末永く愛され、心の絆を育む場所になってほしい」とあいさつ。那覇市議会の金城徹議長は「最古級の遺跡として考古学会からも注目されてきた。この公園を市民の学習の場としても活用してほしい」と期待を込めた。