【石垣】石垣市への陸上自衛隊配備計画で、候補地近隣の3地区のうち、於茂登と嵩田の2地区が10日夜、臨時総会を開き、「反対」を決議した。開南地区は8日に反対を決めており、地元3地区が計画反対で足並みをそろえた。於茂登と嵩田は防衛省による説明会の参加も拒否する構え。

挙手で自衛隊配備反対の意志を示す嵩田地区の住民=10日、石垣市・嵩田公民館

 於茂登、嵩田の両公民館では、集まった住民から「静かな農村の環境が変わる」「若い世代がUターンを敬遠する」と反対の声が相次ぎ、配備賛成の声はなかった。決議では、於茂登は全会一致、嵩田は態度を保留した1人を除き、全員が反対の意思を示した。

 3地区の公民館長は昨年12月、「住民に不安が広がっている」として市を通じ、防衛省に説明会の開催を求め、今月20日に於茂登公民館で実施する予定だった。

 一方、臨時総会では「説明を聞けば条件闘争に持ち込まれる」「説明は聞かず、断固反対の意思を国に突きつけるべきだ」との意見が次々に上がり、於茂登と嵩田は地域として説明会に参加しない方針を決定。於茂登は説明会の公民館使用の拒否も決めた。

 3地区の役員は12日にも、それぞれの決議や住民意見を持ち寄り、3地区としての対応を協議する。