昨年、県内で発生した特殊詐欺のうち「保険金の払い戻しがある」などと、うその話で金をだまし取られる還付金詐欺の被害額が、県警の統計がある2004年以降、過去最悪の約920万円となったことが11日までに分かった。被害件数は12年の10件に次いで多い8件。同様の詐欺が今年もすでに発生し、県警は「ATMでの還付金手続きはすべてうそ」として注意を呼び掛けている。

沖縄県内の還付金詐欺の発生状況

 県警によると、被害に遭ったほとんどが70~80代の高齢者。手口の特徴は、市役所や保険事務所の職員を名乗る者から自宅に電話があり、1人で銀行以外のスーパーやコンビニのATMへ向かわせた後、携帯電話を片手に操作させるというもの。人目に付かないATMを指定するなど手口は巧妙化している。

 これまでの還付金詐欺被害は07年に1件(549万円)、08年に6件(532万円)、12年に10件(811万円)。

 一方、昨年発生した特殊詐欺の総数は33件で、被害額は前年比7割増の約9850万円だった。被害件数が最も多かったのは有料サイトの登録料名目などで現金をだまし取る架空請求詐欺の19件(約2610万円)。

 その他、宝くじの当せん金を配分するとのうそ話を持ちかけられ、70代男性が3800万円をだまし取られる被害も発生している。