NTTドコモと沖縄県与那国町が21日から、同町で人工知能(AI)の技術を活用した「AI運行バス」の実証実験を始めている。乗車希望者の数や乗降場所など需要に応じAIが最適な時間やルートを導き出し、柔軟に対応するオンデマンド型シェアリング交通サービスで、県内では初の取り組み。30日まで。

NTTドコモと与那国町が実証実験を始めた「AI運行バス」=22日、与那国町内(金井瑠都通信員撮影)

 昨年12月に両者が締結した「ICT利活用による地域活性化とまちづくりの促進に関する連携協定」の一環。高齢者ら交通弱者を対象に生活環境の利便性向上を図りながら、新たな公共交通手段として多様なニーズや課題を把握し実現可能性を検証する狙い。

 22日には町内でマスコミ向け説明会を開催。同社の法人ビジネス本部第一法人営業部の齋藤武部長は「このシステムは高齢化が進んでいる他地域でも好評だ。与那国町でも活用していただき、地域活性化につなげてほしい」と述べた。

 実証実験はタブレットを設置したミニバン3台を使用し、午前7時半から午後6時まで運行。利用は無料で、希望の停留所から降車希望場所まで希望の時間に送迎する。予約・キャンセルはスマートフォンの専用アプリや電話でできる。停留所は祖納、比川、久部良の3地域に計29カ所。

(金井瑠都通信員)

…………………………………

NTTドコモと与那国町が実証実験を始めた「AI運行バス」=22日、与那国町内(金井瑠都通信員撮影)