子供とは、わが喜びであり、幸せであり、願望である。小さな彼らが傷つかないように、寂しくないように、凍えてしまわないように、心を尽くして守ってあげたい。身体中の細胞からあふれ出すこの感覚を、人は母性と呼ぶのかしら。切なくキュートで優しいアニメーション映画に見とれ、今夜もまた行き場のない母性を持て余す…。

ぼくの名前はズッキーニ

 ママと2人暮らしをしていた少年ズッキーニは、不慮の事故でママを亡くし、孤児院にあずけられる。それぞれに複雑な家庭事情と、孤独を抱えた孤児院の子供たちは、少しずつ打ち解け、仲間の危機に、協力して立ち向かう!

 心ない大人たちの邪悪な思惑を、涙が出るほど美しく、ピュアな心で打ち負かしていくいたいけな子供たち。彼らを抱きしめられないもどかしさで、どうにかなってしまいそう。日本語吹き替え版アリ!(桜坂劇場・下地久美子)

 ◇桜坂劇場で上映中。