【宜野湾】17日告示の宜野湾市長選では子育て支援策も大きな争点だ。特に昨年4月時点で480人を数えた待機児童問題は喫緊の課題で、立候補を予定する現職の佐喜真淳氏(51)、新人の志村恵一郎氏(63)とも重点を置く。

 待機児童解消のため、佐喜真氏は認可保育所定員を3年間で1900人増やすと公約。またひとり親世帯の子どもへの学習支援なども掲げた。志村氏も認可園新設や認可外の認可化促進などで定員増を図るほか、児童館増設で子どもの居場所づくりを進めるとする。

 現在の市内認可園の定員が2310人、認可外は1800人前後とされ、認可園を増やすには企業内保育所活用などかなり大胆な取り組みが必要となりそうだ。

 ウェブサイトの日経デュアルは先月、全国100都市を対象に「共働き子育てしやすい街」ランキングを発表した。地方編で1位になった静岡市は、小規模保育所や市独自の待機児童園設置などで特にニーズの多い0~2歳児の預かり定員を集中的に増やした。

 また待機対策以外でも子どもの急な病気に対応し預かる緊急サポートセンターやひとり親世帯の親への自立支援など、就学後まで手厚い支援がある。子育て世代が住みやすい宜野湾にするには戦略的な子育て支援策が必要だ。(中部報道部・前田高敬)

■佐喜真氏の政策

 大手学習塾と連携し、ひとり親世帯等の児童・生徒に対する学習支援制度を確立する。待機児童ゼロに向け3年間で1900人の保育定員を増やす。保育士の待遇改善を実現する。給食費、医療費の無料化に引き続き取り組む。各小学校区に児童館を建設。

■志村氏の政策 

 中学卒業まで通院と入院に係る医療費を完全無料化し、学校給食費も無料にする。県内ワーストといわれている深刻な待機児童問題を解決するため、認可保育園の新増改築、分園の設置、認可外保育園の認可に取り組む。市内すべての小学校に児童館を設置する。