-宜野湾市長選の意義をどう考えるか。

おきなわ維新 中村正人幹事長

 「米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設するかをめぐり、推進する国と反対する翁長雄志県政の代理戦争となっている。同時に、現職が4年間で自らの公約を実行できたか市民に検証、評価される選挙となる」

 「返還された西普天間住宅地区の跡地利用でいかに経済を振興できるかも問われる。また、待機児童を解消するため、(利活用できる)土地が少ない宜野湾が近隣市町村とどう連携するのかなど、社会福祉政策も争点となるだろう」

 -どの候補者を支援するのか。

 「党としては県政に是々非々の中立の立場で、宜野湾市長選の対応は『自主活動』とした。ただ、代表の儀間光男参院議員は志村恵一郎氏の父、故・恵氏と政治家同士の交流があった。(維新の)各議員は政党の立場を超えて儀間代表の意をくみ取り、義理人情を重視して選挙に関わることが重要だと認識している」

 「また、現職は4年前の選挙で掲げた普天間の閉鎖のための動きが見られない」

 -普天間問題への党としての考えは。

 「普天間をめぐっては返還合意から20年余り議論が重ねられてきたが、2014年の知事選で辺野古反対の民意が示されたと判断しており、その民意を尊重する立場だ」

 -市長選が普天間問題に与える影響は。

 「辺野古の是非を問う代理戦争とはいうものの、選挙が終わり、どちらが勝利しても反対・賛成の意見は残り続ける。普天間の危険性を除去し、返還を実現するためには国と県がもう一度しっかり話し合いの場を持って課題解決に努めるべきだと考える」

 -市長選は県内政局にはどう波及するか。

 「志村氏が当選するとなると、県政与党の『オール沖縄』勢力がさらに安定することになるだろう。ただ、維新は県政に中立の立場であることは変わらない」(聞き手=政経部・銘苅一哲)