中城海上保安部は23日、沖縄県名護市辺野古沖などで警備艇から海上に軽油約30・5リットルを投棄したとして、海防法違反(船舶からの油の排出の禁止)などの疑いで、マリンセキュリティー(沖縄市泡瀬)と、同社所有の「汽船かしま」(16トン)の元船長(45)や元乗組員計7人を那覇地検に書類送致した。調べに対し、「違法と知りながら流した」と容疑を認めているという。

抗議市民の行動を撮影するマリンセキュリティーの警備員=2016年1月、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖

 海上警備はライジングサンセキュリティーサービス(東京都)が沖縄防衛局から受注し、子会社のマリン社に再委託していた。防衛局は「大変遺憾。現在の海上警備は別の業者が実施しているが、法令順守については周知徹底していく」とコメント。辺野古新基地建設については関係法令などに基づき、工事を進めていく考えを示した。

 送致容疑は2017年2月2日~26日までの間、辺野古沖から金武岬沖の海上で、同船の燃料タンクから漏れて船内にたまった軽油を、計3回にわたって投棄した疑い。同保安部によると元船長の指示で、元乗組員が投棄したという。

 同社は、昨年12月28日まで警備を担当。契約が終わったことについて、防衛局は「契約期間満了のため」と説明した。