中城村立中城南小学校・津覇小学校合同金管バンド部「ありがとう・さようなら分離コンサート」が18日、中城南小体育館で開かれた。中城南小開校に伴って2013年に結成された両校の合同バンド部は今後、それぞれの学校に分かれて活動する。約2時間半にわたったコンサートのフィナーレは「スペース・アドベンチャー」などを演奏。詰め掛けた約200人の保護者や団員の大きな拍手と涙に包まれ、学校の垣根を越えた5年間の活動に幕を下ろした。

中城南小・津覇小の分離コンサートで演奏する合同金管バンド部=18日、中城南小体育館

津覇小、中城南小の合同金管バンド部を指導した喜友名正美教諭=18日、中城南小体育館

中城南小・津覇小の分離コンサートで演奏する合同金管バンド部=18日、中城南小体育館 津覇小、中城南小の合同金管バンド部を指導した喜友名正美教諭=18日、中城南小体育館

 中城南小は13年4月、津覇小南上原分校と中城小北上原分校の統合で新しく開校したが、音楽専科教諭の配置がなかった。そのため当時、津覇小の金管バンド部顧問で音楽専科の喜友名正美教諭が津覇小の喜納裕子、中城南小の大城盛文両校長の協力を得て中城南小との合同バンド部を結成した。

 結成2年目からは県吹奏楽コンクールで金賞、九州大会吹奏楽コンクールで金賞、銀賞、九州アンサンブルコンテストで最優秀賞などに輝くなど、県では毎年上位に入る実力校へと成長。地元南上原区祭りや村祭り、福祉施設などでのチャリティー演奏などにも積極的に参加したほか、台湾彰化県の児童弦楽団と交流するなど、幅広く活動してきた。

 14年、中城南小に転勤した喜友名教諭は「環境が違う2校の子どもたちは週1回の合同練習を重ねるうち、仲間と協力して成し遂げる大切さを学んだ。誇りある子どもたちと過ごした時間が、走馬灯のように過ぎた」と振り返る。「これまで物心両面から支えてくださった保護者、教職員、地域の皆さま、応援ありがとうございました」と礼を述べ、別れのあいさつをした。喜友名教諭は4月から宜野湾市立嘉数小に転勤し、新たなステージに立つ。

 子どもたちからは、感謝の心や思いやり、チームワークの大切さなど、合同バンド部で学んだ多くのことを喜友名教諭に伝えた。

 コンサートでは、津覇小の田﨑明美校長と中城南小の伊波正明校長がそれぞれの校歌を指揮。普天間高校吹奏楽部がゲスト出演するなど花を添えた。(翁長良勝通信員)