地域の子どもや親、障がい者らが集まる居場所をつくろうと23日、那覇市長田に子ども食堂「ほのぼのヒロバ」がオープンする。月1回、地域サポートNPO法人あごらぴあのフリースペースを利用し、集まる子どもたちに手作りの食事を提供する。関係者は「親子や障がい者が気軽に交流できる場にしていきたい」と利用を呼び掛ける。(特別報道チーム・田嶋正雄)

プレオープンで親や大学生らと食卓を囲む子どもたち=那覇市長田・「ほのぼのヒロバ」

 地域で精神障がい者支援などに取り組むNPO法人あごらぴあ、児童養護施設や里親家庭などで育った学生を経済的に支援するにじのはしファンドなどの有志がボランティアで運営する。あごらぴあ所長の久保田誠さん(50)は「子どもが集まると、大人も明るい気持ちになれる。子ども、高齢者、障がい者など地域のさまざまな人が集まる楽しい場所にしたい」と期待する。

 昨年12月のプレオープンには4家族の子ども7人を含む25人が参加。一緒に米をといだり、野菜を切ったりして料理作りを楽しみ、おにぎり、だし巻き卵、具だくさんみそ汁などの食卓を囲んで交流した。運営に携わる東江沙亜理さん(41)は子ども2人と近所の子どもたちを連れて参加。「公園でずっと独りで遊んでいる子を見掛けることも多く、気になっている。みんなのおうちだと思って気軽に立ち寄れる場所にしたい」と話した。

 HIV人権ネットワーク沖縄副理事長の宜寿次政江さん(38)は「その子の力だけではどうしようもないことも多く、家庭だけで解決できない問題に疲弊している親も多い。『困り感』を抱える子どもや親と丁寧につながるきっかけをつくれれば」と話した。

 にじのはしファンド代表の糸数未希さん(43)は「小さくても長く続く居場所を作りたい」と抱負を語った。

 毎月第4土曜日午後3時に開所。場所は那覇市長田1の19の17スカイヒル8-101号室。