千葉県や愛知県の企業に勤める男女8人が、研修の一環で12日から15日まで沖縄県の座間味島を訪れた。島の人との触れ合いや慣れないダイビング体験を通じて、企業人として大切なコミュニケーション能力を培った。

ダイビング研修では、目を閉じてバディの手を握り、相手を信頼する事で不安解消を体感した=14日、座間味村沖

 研修は伝達力や傾聴力、結束力といった基礎力養成を目的に、村の協力で村観光協会が企画した。研修生は、緊張を和らげる呼吸法や、2人1組で行動する「バディシステム」でダイビングに挑戦。言葉を使えない水中での意思疎通に心を砕いた。

 海での研修を受け持ったダイビングショップオーナーの五味川浩史さん(47)は「研修生は観光客のように海を楽しみに来るわけではないが、必死でチャレンジする姿に心打たれた。初心者としては皆さん大変優秀だった」と笑顔を見せた。宮里哲村長は「社員のコミュニケーションに悩む企業も多いと聞き、国立公園の自然と優秀なガイドが課題解決の力になれると考えた。研修生から予想以上の評価を得て、手応えを感じた」と話した。