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  • 米海兵隊CH53E大型ヘリの残骸が発見された。乗員12人の安否は不明
  • 2機に6人ずつ搭乗し夜間飛行訓練中にオアフ島沖で衝突したもよう
  • 同型ヘリが常駐している普天間飛行場の周辺住民からは不安の声が

 米ハワイ州のオアフ島沖で現地時間の14日夜に米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリ2機が墜落した事故で15日、現場海域から機体の残骸が発見された。行方不明となっている乗員12人の安否は判明しておらず、米軍や沿岸警備隊が捜索を続けている。

CH53E大型輸送ヘリ(2008年7月4日撮影)

 沿岸警備隊によると、2機は14日午後11時40分ごろ、夜間飛行訓練中にオアフ島北方約4キロ沖で衝突したとみられる。米海兵隊当局によると、墜落の原因はまだ分かっていない。

 CH53E大型輸送ヘリの同型機は、普天間飛行場に配備されている。旧型のCH53Dは2004年8月13日、沖縄国際大学に墜落した。

 ヘリにはそれぞれに6人ずつ搭乗していたが、墜落したとみられる地点は現在、約9・12メートルの高い波があり、視界も悪いため捜索活動は難航しているという。

 2機は、オアフ島南東部のカネオヘ湾に駐留する第1海兵航空団の24海兵航空群463大型ヘリ飛行隊に所属している。

■事故再び 不安の声

 「またか」。米海兵隊のヘリ2機がハワイ沖で衝突、墜落した事故で、事故機と同型のCH53Eが、常駐している普天間飛行場周辺や名護市辺野古への新基地建設に反対する市民の間からは不安の声が上がった。第2次普天間爆音訴訟団の原告の一人の花城清文さん(79)=宜野湾市野嵩=は「今でさえ、ヘリが落ちてこないかと飛び去るのを見届けるまで安心できないのに、また事故とは。ヘリもオスプレイも普天間に存在すること自体が危険ということだ」と話し、普天間の即時閉鎖を求めた。

 名護市の米軍キャンプ・シュワブのゲート前に週に数回通っている新里紹栄さん(64)=うるま市=は「日本で一番、米軍ヘリが飛んでいるのは沖縄。また沖縄でヘリが落ちないかと思うと不安。孫の世代のためにも新基地を造らせたくない」と話した。子ども2人とゲート前を訪れた盛口佳子さん(48)=那覇市=は「また落ちたのか。ハワイでは街中では飛ばないらしいが、沖縄では違う。すごく危ないと思う」と話した。