【郷田まみ通信員】ブエノスアイレスの中華街では2月半ば、盛大に旧正月が祝われた。遊歩道のステージで演舞が披露されたほか、道路には中国に限らずアジアの出店が並んだ。

ノハラ・ノエミさん(左)と相馬ダイスケさん夫妻

 その中で、テレビ中継もされ、注目された「YOSHI YOSHI」は、沖縄県系3世のノハラ・ノエミさんと夫の相馬ダイスケさんが営む日本のカルチャーグッズ店。折り紙でできたデコレーション、こけし、だるまなどカラフルで愛らしいグッズが並ぶ。今回の旧正月イベントに限らず、年間を通して盆踊りなどの日系イベントではおなじみの店で常に行列ができる。

 2008年に結婚式の引き出物にだるま人形を自分たちでデザイン。評判になり、次第にオーダーが入るようになった。ダイスケさんは設計士。デザインや材料の専門的な知識はないというノエミさんは、小さい頃から沖縄の伝統的な家庭に育った。

 2人が日本の工芸品やアートからインスピレーションを受けて試行錯誤して作る商品の中でも、人気なのは木製のこけし。ノエミさんは「YOSHI YOSHIを通して、日本の豊かな文化を普及し、異なる習慣やデザイン、伝統と近代を融合したい」と語る。今後もどんな商品を開発するのか楽しみである。