【森田のりえ通信員】金武町出身で、沖縄移民の父・當山久三の呼び掛けで米国にやって来た町出身者や子弟でつくる「北米金武クラブ」の新年パーティーが2月、ロサンゼルス郊外ガーデナ市のエリック・ロッジで開催され、146人が参加した。

北米金武町人会の新年パーティーに参加した(左から)島袋桃緋さん、仲間秀一会長、仲村明さん

 金武町出身者の絆は固く、同クラブは北米で唯一残っている町人会になる。

 司会は30代のミッシェル・ナカタさんとカオル・アネガワさんが担った。13年間会長をしていた安次富正信さん(66)に代わり、昨年から会長を務める仲間秀一さん(35)が英語であいさつし、役員と戌(いぬ)年生まれの会員が紹介された。

 金武町は人材育成のため町出身の18〜30歳を対象に青年海外派遣事業を行っている。この事業で来た研修生の仲村明さん(21)と島袋桃緋さん(20)は1月中旬から35日間、ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、ペルーを回って最終地のロサンゼルスに着き、新年パーティーに参加した。

 仲村さんは大学卒業後に小学校教諭、大学で経済学を専攻する島袋さんはビジネス関係の仕事に就きたいと抱負を語った。「海外に住む金武町出身者に会い、頑張っていることを古里に伝え、金武の誇りと責任を海外の人たちに知らせるのが使命」と話した。

 金武町は、海外移住者子弟の研修生受け入れ事業も実施している。現在、同クラブのリーダー的存在はロサンゼルスから沖縄へ行った3、4世たちの若手グループが担っているという。

 第2部の余興は、金武町出身の玉城流冠千会与那嶺恵子さんの門下生を中心にした琉舞、石原琉球民謡室、カラオケなどでにぎわった。