吉本興業は4月9日、エンターテインメント総合専門学校「沖縄ラフ&ピース専門学校」を那覇市松尾に開校する。マンガやCG制作、ダンスや演技、制作技術などを学ぶ同校の概要や沖縄で開校する意義などについて、初代校長に就任するよしもとエンタテインメント沖縄取締役副社長の竹田和夫さん(56)に聞いた。(社会部・新垣卓也)

(左から)ピースの又吉直樹さんとキングコングの西野亮廣さん

「主体的に将来を見据えて学びを深められる環境をつくりたい」と話す竹田和夫さん=那覇市松尾の沖縄ラフ&ピース専門学校

(左から)ピースの又吉直樹さんとキングコングの西野亮廣さん 「主体的に将来を見据えて学びを深められる環境をつくりたい」と話す竹田和夫さん=那覇市松尾の沖縄ラフ&ピース専門学校

 -沖縄ラフ&ピース専門学校とは。

 「吉本興業が初めて手掛ける、認可校としてエンターテインメント全般を学べる専門学校。2年制で(1)マンガ(2)CG・アニメ(3)パフォーマー(4)プロダクション-の4コースがある。1学年80人で入学試験はなく、誰でも受け入れる学校。高校3年生から社会人まで、県内外から応募がある」

 「必修科目のほか、コースの垣根なく授業を受けられる。それぞれが融合して、学校全体で一つの作品をつくり上げられればと考えている。最新の音響機材などを用意し、一線で活躍する講師陣も迎え、業界の現状などを学べるのも特徴だ。海外にも進出できるよう、英語や韓国語、中国語など外国語の授業もある」

 -沖縄に開校する意義は。

 「沖縄には、エンターテインメントが根付く土壌がある。エイサーや琉舞などの伝統芸能があり、数々のアーティストも輩出している。沖縄独自の素地を生かさない手はない。新たなエンターテインメントの発展が期待できる」

 「地理的な条件も大きい。アジアのハブとなり得る沖縄から海外で活躍できる人材を送り出し、また帰ってきてもらう。そこで、新たなエンターテインメントの融合と発展が望めると期待している」

 -学校としての将来像は。

 「吉本興業には、お笑いコンビ『キングコング』の西野亮廣や、『ピース』の又吉直樹など幅広い分野で活躍する芸人もいる。彼らのように、さまざまな分野に造詣を深め、昇華させていけるような人材を育てられればと思っている」

 -初代校長としての抱負は。

 「伸び伸びと、かつ主体的に将来を見据えて学びを深められる環境をつくりたい。生徒たちのふるさと、出発点のような場所にしたい。また、校内には一般の方も入れるフリースペースを設けている。誰もがここに来てひとときを過ごし、生徒たちとも触れ合える学校にしたい」

 たけだ・かずお 1961年生まれ、大阪体育大学卒。法務省矯正局大阪少年鑑別所など、少年院を中心に約30年間勤務。2015年に退官し、吉本興業に入社。今年3月から現職。