【宜野湾】宜野湾市長選が17日告示され、現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と新人の志村恵一郎氏(63)が立候補。両氏は市内で出発式を開き、第一声を上げた。米軍普天間飛行場問題が最大の争点とされる中、佐喜真氏は「固定化ノー」とする一方でこれまで止まっていた市道事業の再開などこれまで4年間の実績に訴えの力点を置き、市政継続を呼び掛けた。対する志村氏は「普天間をいかに閉鎖、返還し危険性を除去するかが争点だ」とし、名護市辺野古の新基地に反対する民意を背に返還を要求すると強調した。

(左)街宣車から手を振り、支持を訴える佐喜真淳氏=17日午前、宜野湾市上原 (右)遊説へ出発する志村恵一郎氏=17日午前、宜野湾市普天間

<佐喜真淳候補>固定化ノー 振興に力

 4年前、たくさんの方々がチェンジ宜野湾をしなければならない、そのような思いがあの900票差の勝利となった。誰もが負ける、そんな選挙だと言われた。しかし、われわれ宜野湾市民はもうこれ以上、閉塞(へいそく)感がある宜野湾市はノー、それがチェンジ宜野湾だった。

 市道11号、普天間の門前町構想。止まっていた事業が動きだす。この流れを止めるのか、それともスピードアップして前に進めるのか。この流れは止めてはならない。もう1期市長として働かせてください。西普天間の跡地利用、国際医療拠点ができるのも私だけだ。

 普天間飛行場のフェンスを取っ払うことがわれわれの願いであり、夢だ。自分たちで取っ払う。皆で一緒にやろう。市民と共に明るい、基地のない宜野湾市、絶対に私はこの街を前進させる。宜野湾が一番。絶対に普天間の固定化はノー。

<志村恵一郎候補>普天間閉鎖 県と協調

 市長選の争点は、米軍普天間飛行場をいかに閉鎖し返還し、危険性を除去するかだ。県とロードマップを作り、3年で同飛行場の運用停止に向けて取り組む。翁長知事を支え、辺野古の新基地に反対する。宜野湾と名護の市民の命の重さは同じだ。

 子どもの貧困問題も深刻だ。大人の責任でしっかり解決していく。そのために、給食費と子ども医療費の完全無料化、待機児童ゼロの支援をする。子育てナンバーワンの市を目指す基本理念を明確にするため、「無くそう子どもの貧困基本条例」も策定する。

 西海岸の仮設避難港はマリン観光の中心地にする。38年間、県庁でまちづくりや建築行政に携わった経験豊富な私に任せてほしい。市民と一緒に10の公約を丁寧に実現する。

 県政とともに新しい市をつくれるのは志村だけだ。市民が主役、市民本位の市を目指す。