沖縄県立浦添商業高校の生徒約70人が企画運営する本物の披露宴が13日、名護市内のホテルで開かれた。新郎は在校生の兄長堂弘武さん(25)、新婦は麻里杏さん(25)=本部町。「一生忘れられない経験になった」と生徒たちに感謝した。

長堂弘武さん(右から2人目)、麻里杏さん(右)夫妻を祝福する浦添商業の生徒=名護市・オキナワマリオットリゾート&スパ

 国際観光科3年生の72人が昨年9月から準備を始め、新郎新婦や会場のオキナワマリオットリゾート&スパと打ち合わせを重ねた。当日は会場の装飾から司会、音響、ウエーターまでを担当した。

 まとめ役の一人、伊志嶺稀良莉さんは「みんな放課後まで残って準備してくれて、すてきな結婚式にできた。ウエディングプランナーになる夢を、もっとかなえたくなった」と涙ぐんだ。

 「最初は不安だった」という新郎の長堂さんは披露宴のスピーチで生徒に感謝を伝えた。「生徒さんにも大切な思い出の1ページになったらうれしい」と話した。同校の生徒で、同級生と兄をつないだ妹の実咲さんは家族として出席し、「先生、ホテル、仲間に感謝したい」と手紙を読んだ。

 指導する仲田博道教諭は「いつもの模擬披露宴でなく、本物だからこそ生徒にプレッシャーがかかり、自分で考えて動く意識も芽生えた。目指していた教育ができ、新郎新婦やホテルに感謝している」と語った。