天皇、皇后両陛下は27日、羽田発の特別機で来県した。沖縄訪問は29日までの日程で、初日は糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂、国立沖縄戦没者墓苑を訪問。沖縄戦で亡くなった18万人余の遺骨を納めた納骨堂に白菊を供花し、拝礼した。両陛下の沖縄訪問は2014年6月に対馬丸犠牲者を慰霊して以来で、即位から6回目。皇太子時代を含めると11回目となった。

沖縄平和祈念堂に到着した天皇、皇后両陛下=27日午後2時39分、糸満市摩文仁(田嶋正雄撮影)

 午後1時半ごろ、那覇空港に到着した両陛下は出迎えた翁長雄志県知事や新里米吉県議会議長ら一人一人に小さくお辞儀。居合わせた観光客らにも手を振って応えるなど、終始にこやかな表情だった。沿道などでは、県民約5300人が日章旗を振って歓迎した。

 墓苑では遺族の側までゆっくりと歩み寄り、「こんなにもたくさんの戦没者をお守りいただき、ありがとう」などとねぎらった。随行した翁長知事は会見で「沖縄の人々の心に寄り添い続ける大切さをお示し頂いていると思い、目頭が熱くなった」と話した。

 28日は与那国島で、県指定天然記念物で世界最大級のガ「ヨナグニサン」や与那国馬の視察、町立久部良小学校での伝統芸能観覧を予定している。