沖縄の薬草と発酵食を組み合わせた食生活のアイデアを提案する「『命薬』~食薬教室」が21日、南城市の沖縄長生薬草本社で開かれた。講師の吉岡攝子(せつこ)さん(55)が、県産薬草を使ったオリジナルの甘酒やしょうゆこうじをベースに、みそや豆板醤(とうばんじゃん)、薬草酢などを合わせたドレッシングやケチャップ、たれなど「無添加調味料」の作り方を紹介した。

薬草や甘酒、自然栽培の野菜を組み合わせた無添加調味料の作り方を紹介する吉岡攝子さん(中央)=南城市・沖縄長生薬草本社

 吉岡さんの教室では、リュウキュウヨモギやウイキョウ、モリンガ、長命草、ハンダマ、ナスタチウムなど県内に自生する身近な薬草を主役に、農薬などを使わない自然栽培の野菜や果物、発酵食を取り入れたレシピが特徴。

 「免疫力を高めるイーチョーバー」「血止めや虫刺されに効く黄金ウコン」「モリンガは天然の精神安定剤」「ポリフェノールたっぷりのナスタチウムは抜け毛にもいい」など、さまざまな薬草の効能を紹介しながら、「薬草甘酒甜麺醤(てんめんじゃん)」「薬草バンバンジーたれ」「薬草甘酒ケチャップ」「薬草にんにくみそダレ」「薬草投入ヨーグルト」など8種類以上の調味料の手順を実演した。

 吉岡さんは「高価なものでもなく、簡単に手に入る薬草で身体をつくることができる。薬草を取り入れた暮らしで、調理を楽しんでもらえたらうれしい」と語った。

 読谷村から参加した又吉康乃さん(39)は「体調を崩し、食で改善できないかと思っていた。名前も知らなかった薬草に、こんなに魅力があるなんて驚いた。ぜひ取り入れていきたい」と話した。