全国で都市開発やホテル開発などを展開する不動産大手の森トラスト(東京都、森章社長)は18日、宮古島市伊良部島の土地7338平方メートルを取得したと発表した。早ければ2019年にも高級リゾートホテルを開業するとしている。同地を所有・管理していた宮古島LaLaリゾートから15日付で買い取った。森トラストのホテル用地取得は昨年末の本部町・瀬底島に次ぎ、2件目。

森トラストのホテル開発計画予定地

伊良部島側から見た全長3540メートルの伊良部大橋=2015年撮影

森トラストのホテル開発計画予定地 伊良部島側から見た全長3540メートルの伊良部大橋=2015年撮影

 拡大する外国人観光客インバウンドの需要に対応するため、外資系ブランドも視野に入れ検討する。ホテル開業時期は19年から22年をめどに計画を進める。ホテルの規模や着工時期など詳細は未定。

 宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が昨年1月に開通し、全国的な注目を集めている。定期クルーズ船の寄港数も増加し、国内外からの観光需要が高まっている。

 さらに隣接する下地島空港と周辺用地の利活用計画では四つの事業計画が県に提案されている。三菱地所は旅客ターミナル施設整備事業を提案。国内でリゾートホテルを運営する星野リゾートが富裕層向けの宿泊施設の建設事業を計画している。

 担当者は伊良部島の土地を取得した理由について「白い砂浜と透明度の高い海に近い好条件の立地だった。年間を通して温暖な気候で長期滞在志向の需要が見込める」と高く評価。「観光需要の高さやインフラ整備の活発化も進み、今後も成長の可能性が見込まれる地域として進出を決めた」と話した。

 森トラストは昨年末、本部町瀬底島の土地(33万5131平方メートル)を取得、20年に開業予定のリゾートホテル計画を発表している。