心臓の働きが低下する拡張型心筋症と診断された翁長希羽(のあ)ちゃん(1)が19日午前、米国で心臓移植手術を受けるため、両親らと医療用小型ジェットで関西空港を出発した。ニューヨークのコロンビア大病院に入院し臓器提供者が見つかるのを待つ。

母親に抱きかかえられ、医療用小型ジェットに乗り込む翁長希羽ちゃん。中央は父親の司さん=19日午前、関西空港

 希羽ちゃんは、浦添市の会社員翁長司さん(39)の長女。時折小雪が舞う中、母親の涼子さん(41)に抱えられ、チャーターした小型ジェットに乗り込んだ。出発前に司さんは「皆さんのご支援できょう旅立つことができる。希羽の元気な姿を見てもらうことが恩返しだと思う」と話した。

 「のあちゃんを救う会」によると、手術は過去の事例から渡米後1~3カ月に実施される見通しで、帰国は半年~約1年後を見込んでいる。

 希羽ちゃんは熊本市の病院で出生後、間もなく拡張型心筋症と診断された。昨年4月に国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)で小児用補助人工心臓を装着したが、早期の移植が必要で「救う会」が同年9月に募金活動を開始。目標を上回る約3億6500万円(15日現在)が集まり渡米が実現した。