【名護】名護市辺野古の新基地建設に反対し16日に海上で抗議行動をしていたカヌーチームの60代男性が、海上保安官に取り押さえられた際に首の付け根の骨を折り、6週間の療養と診断されたことが20日、分かった。

機動隊員に強制排除される市民ら=20日午後1時10分ごろ、名護市辺野古

 男性によると、16日午後3時ごろ、カヌー14艇がフロートを越え、男性のカヌーを含む4艇が辺野古沖の長島付近にあるスパット台船に接近。警戒船に進行を阻まれた男性がカヌーを降り、海中でオイルフェンスにしがみついていたところ、海上保安官に後ろから両腕をねじ上げられ、拘束された。

 帰宅後に痛みが強くなり19日に病院で診察を受け、「頸椎(けいつい)棘(きょく)突起骨折」と診断された。男性は「一部の海上保安官が行きすぎた対応をしても、他の保安官は見て見ぬふりをする。いじめが繰り返される構図と同じだ」と批判した。

 辺野古沖では20日、大型作業船、スパット台船で作業員の姿が確認された。ボーリング調査が続いているとみられる。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前では、毎週水、木曜の座り込み抗議強化日の同日、新基地建設に反対する市民が最大で約300人集まり、抗議の声を上げた。午後1時すぎ、昼食休憩中で約60人に減った市民が、機動隊員150人ほどに強制排除された。