ついついあれもこれもと手が伸びる。ならば、食欲のままにパクッと口へ。ちょうどよい甘みと塩味。もっちり食感のパンはおなかも心も満たしてくれる。「やまがみベーカリー」は食いしん坊になるのが楽しいパン屋さんだ。

一番人気のカレーパン(手前)。総菜系に甘い系、定番も新作も味わえる

「気軽に来てもらえる店を続けたい」とほほ笑む(右から)山上智之さん、娘の稀子ちゃん、妻の真喜子さん

やまがみベーカリーの場所

一番人気のカレーパン(手前)。総菜系に甘い系、定番も新作も味わえる 「気軽に来てもらえる店を続けたい」とほほ笑む(右から)山上智之さん、娘の稀子ちゃん、妻の真喜子さん やまがみベーカリーの場所

 宜野湾市伊佐の住宅街。山上智之さん(37)と真喜子さん(30)夫妻が2015年7月にオープンした。総菜パンに甘いパン。明るい日差しが入る店には、定番から新作まで40種近くが並ぶ。

 「誰でも気軽に来られるパン屋にしたかった」という2人。子どもにも届くよう手製の棚は低め。価格は100円~200円台が中心だ。「『おいしいのにこんなに安くて大丈夫?』とお客さんに心配されることも多い」。真喜子さんは苦笑いを浮かべる。

 一番人気はカレーパン(150円)。サクッと揚げたパンにトロトロ煮込んだ豚肉が印象的な自家製カレーを包む。ボロネーゼをサンドしたラザーニャ(200円)は食べ応えたっぷり。イタリア料理の職人だった智之さんの腕が生きる。

 バゲットやトーストに合う山食パン(各220円)とシンプルなものも豊富にそろう。一息つきたいときは甘いパンを。イチゴのデニッシュ「フラーゴラ」(120円)やグラニュー糖をまぶしたネジネジ(20円)がお勧めだ。

 開店から3年近く。「10年くらい続けたい」とひょうひょうと語る智之さんだが、丁寧にパンを作る手つきには愛情がこもる。「おいしいの一言が一番うれしい」とほほ笑む真喜子さんの言葉にうなずいた。柔らかな雰囲気もやまがみベーカリーの醍醐味(だいごみ)だ。(中部報道部・下地由実子)

 【お店データ】宜野湾市伊佐2の8の19。営業は午前10時~午後7時。日曜日、第3月曜日定休。店の前に駐車場2台。電話098(942)2785。