【東京】中谷元・防衛相は21日の参院決算委員会で、防衛省が発注した名護市辺野古の新基地建設に絡む697億円分の工事の受注業者に、防衛省、自衛隊の天下り先業者が複数含まれていることを認めた。一方、契約手続きは「関係規則にのっとり、再就職の実績には関係なく適正に行われている」と述べ、問題ないとの認識を示した。

中谷元 防衛相

 中谷氏は、仲井真弘多前知事が埋め立てを承認した2013年12月から15年11月末までの2年間で、工事の契約が92件、697億円に上ったと説明。受注した65社のうち14社に、防衛省職員が再就職していることを認めた。

 92件の契約のうち約8割は一般競争入札で、そのほかの随意契約でも官報などで入札参加を募るなど、競争性を確保しているとして透明性を強調。「受注で防衛省職員の再就職企業が優遇されることはない」と説明した。又市征治氏(社民)への答弁。