【東京】新聞労連は22日、都内で第20回労連ジャーナリズム大賞、第10回疋田敬一郎賞の授賞式を開いた。疋田賞では、「『辺野古バブル』に揺れる島~奄美大島の砕石現場から」を執筆した沖縄タイムス社会部の篠原知恵記者に賞状が贈られた。ジャーナリズム大賞では、沖縄タイムスと琉球新報の「『報道圧力』問題を巡る一連の報道と対応」が特別賞を受賞。沖縄タイムス社会部の吉川毅記者が出席し賞状を受けた。

疋田桂一郎賞を受賞した篠原記者(右)と新聞労連ジャーナリズム大賞特別賞で賞状を受けた吉川記者=22日、東京・台東区民会館

 選考委員の1人でジャーナリストの青木理さんは「メディアが未曾有の危機にある中、状況にあらがっている記事を評価した」と述べ、「沖縄メディアが闘う素晴らしい動きを顕彰した」と講評した。

 篠原記者は「連載を支えてくれたのは『奄美大島の自然と文化を守る会』の問題意識だった。今後への期待と受け止め、記者人生を歩みたい」、吉川記者も「沖縄の不条理をたたし、県民の権利を守る報道姿勢が評価されたと受け止めたい」とコメントした。

 大賞は毎日新聞の「憲法解釈変更の経緯 公文書に残さず」など3つの報道が受賞。疋田賞には朝日新聞編集委員・高木智子記者の「隔離の記憶」などハンセン病をめぐる報道も受賞した。