不動産業のIBS(石垣市、喜久川賢治代表)は、石垣市大川に複合型商業施設「730COURT(コート)」を建設している。同市中心部を走るメーン通りの730交差点に面する好立地を生かし、国内外の観光客だけでなく、地元客の取り込みを狙う。飲食店や土産品店の入居を予定し、7月30日の開業を目指す。(政経部・照屋剛志)

730COURTのイメージ図(IBS提供)

 1131平方メートルの敷地に3棟を建設する。延べ床面積は2486平方メートル。同市最大の商店街・ユーグレナモールに隣接し、周辺離島を結ぶ石垣港離島ターミナルも近くにあり、多くの人が行き交う。

 ニューヨーク発祥の高級チョコレート店「マリベル ジャパン」、菓子製造の「お菓子御殿」の入居が決まっている。施設全体でテナントスペースが19店舗あり、同社は入居店舗を募集している。

 メーン施設の南棟は3階建てで売り場面積は903平方メートル。1階に広場を設け、さまざまなイベントを催し客を呼び込む。共用部分では地元の農家や漁業者などに時間制の低料金で貸し出し、施設の開店前に朝市を開く計画もある。

 同市は2013年の南ぬ島空港の開港で、航空路線の増便や新規就航が相次ぎ、観光客が急激に増加。クルーズ船の寄港回数も増えており、14年の八重山地域の観光客数は前年比2割増の112万人と2年連続で過去最高を更新した。

 観光客数が急伸する一方、飲食店や土産品店の不足も指摘されており、新たな施設の開業で観光客の受け入れを充実させる。

 同社は「海外から訪れる人も増え、観光客も多様化している。新しいテナントや、イベントで、地元も含めたさまざまな人たちが楽しめる施設にしたい」としている。

 問い合わせは同社、電話0980(84)1771。