【宜野湾】1962年の市制施行後、宜野湾市長選はこれまで12回行われ、保守の3勝、革新の9勝となっている。宜野湾村長から継続就任した初代市長から4代目までは無投票で当選。以降、保革が激しい選挙戦を繰り広げてきた。17代目市長となる今回の選挙戦を制するのは現職で再選を目指す佐喜真淳氏(51)か、新人で元県幹部職員の志村恵一郎氏(63)か-。多くの注目が集まる。普天間飛行場の県内移設の是非が争点となった2003年以降の選挙戦を振り返った。(肩書は当時)

 ■2003年 伊波洋一氏×安次富修氏

 違法献金事件による前市長の辞職に伴う出直し選挙。共に前県議の伊波氏と安次富氏が一騎打ち。普天間飛行場の移設先が最大の争点となった。候補者一本化に時間が掛かり出遅れた安次富氏に対し、伊波氏が労働組合を中心とした活動で支持を広げ、勝利した。

 ■07年 伊波洋一氏×外間伸儀氏

 現職の伊波氏に前市教育委員会教育部長の外間伸儀氏が挑戦。「県内移設反対」を明確に示した政治姿勢が評価され、伊波氏が大差で勝利した。外間氏は候補者選考の混乱による出遅れや、前年の県議補選で保守系候補が分裂したしこりも運動に響いた。

 ■10年 安里猛氏×安次富修氏

 伊波氏の知事選出馬に伴う選挙。前副市長の安里氏と、前衆院議員の安次富氏が闘った。普天間飛行場について安里氏は「県内移設反対」、安次富氏は「県外移設」と主張。だが、継続して反対を主張してきた市政の流れをくむ安里氏が支持を得た。

 ■12年 佐喜真淳氏×伊波洋一氏

 安里氏の病気辞職に伴う選挙。前県議の佐喜真氏が元市長の伊波氏を破り、27年ぶりに保守市政を奪還した。両候補ともに「県外移設」を主張したが、普天間飛行場の跡地利用や防衛省の関連交付金獲得などで対政府交渉に臨む佐喜真氏の姿勢に支持が集まった。