【宜野湾】宜野湾市長選運動最終日の23日、現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と新人の志村恵一郎氏(63)は、市内でそれぞれ打ち上げ式を行い、有権者に最後の訴えをした。米軍普天間飛行場問題が最大の争点とされる中、佐喜真氏は「固定化は絶対に許さない。今回はその選挙だ」と意義を強調。志村氏は「辺野古に持っていくと県民の負担軽減にならない」と、県内移設によらない解決を訴えた。大切な一票を託す両候補のアピールを聞くため、両陣営ともに多くの支援者が詰め掛け、大きな拍手や声援を送った。

<佐喜真氏 最後の訴え>普天間の固定化阻止

 私は宜野湾市が大好きだ。素直に宜野湾市を良くしたい。子どもからお年寄りまで、皆が笑顔で喜びを分かち合って誇れる街、宜野湾市。それが私が求める宜野湾市だ。

 われわれには次の世代へバトンタッチをする責任がある。西普天間住宅地区が返還された。51ヘクタール。戦後70年米軍施設として利用され、この70年分の思いや願いを西普天間住宅地区の跡地利用にしっかりと形を残さなければならない。70年間の投資を政府に求めていく。

 私たち市民は常に普天間飛行場で悩まされ、苦しめられ、精神的な苦痛を与えられ、今日まで来た。もう基地被害から解放させてくれという悲鳴にも似た声が私の方に届いている。悔しくて、悲しくて、なぜ市民が苦しめられるんだ。世界一危険だと言われた飛行場だ。なぜ皆はマスコミも含めて、市民の本当の願いを伝えてくれないんだ。

 私は宜野湾市長だ。市民の生命と財産を守る責任がある。争いではなくて普天間飛行場を素直に開放してほしい。返還してもらいたいだけなんです。だから私は戦う。政府に対しても戦っていく。それは市民が一日も早く返還を望んでいるからだ。固定化は絶対に許さない。今回はその選挙だ。われわれが絶対に固定化を阻止する。

 そして、あのフェンスを皆で取っ払ってわれわれの子どもたちにあの481ヘクタールを与えよう。次の世代に責任を持って、普天間の返還を実現させよう。それが私の夢であり、宜野湾市長としての責任だ。私は絶対に信念を持って、普天間飛行場の問題を解決させる。

 投票箱が閉まるまで最後まで力を貸してください。必ず、必ず私はやりとげる。大好きな宜野湾市のために。宜野湾が一番だから。どうか力を私に、力を貸してください。

<佐喜真選対アピール>2期目で飛躍遂げよう

 この4年間、市長として市民一人一人に寄り添って市民生活の困り事を解決してきた。学校給食費および子ども医療費の無料化を拡充し、介護予防事業も拡大した。政府に対しては一歩も引かない姿勢で臨んでいる。普天間飛行場の返還を勝ち取る。固定化は絶対に認めない。そして西普天間住宅地区は返還させ、琉大病院の移設を勝ち取った。宜野湾市は日本の国際医療拠点になる。1期4年で宜野湾市を明るくし、2期目は宜野湾市を飛躍させる。暮らしがいちばん、宜野湾がいちばん、市長には佐喜真アツシをお願いします。

<志村氏 最後の訴え>移設なき閉鎖を実現

 今日までたくさんの人から励ましの言葉を受けてきた。そのことに感謝し、お礼を申し上げたい。市民は辺野古新基地建設を望んでいない。普天間飛行場を辺野古に持っていっても何の解決にもならない。そして県民の負担軽減にならないことも明らかだ。国も世界一危険だと認める普天間飛行場は、70年間もヘリを飛ばし続け、今もオスプレイが飛んでいる。これは市民の命が軽んじられている。政府にしっかりと民意を伝えられるのは、わたしだけだ。市民の代表として、全力で普天間飛行場閉鎖を訴えていく。

 社会問題になっている子どもの貧困問題もある。これは大人の責任で、これまでの政治の責任でもある。どこに生まれようが、どこで育とうが、子どもには等しく光をあてていくことが大切だ。子どもの支援策として待機児童ゼロ、給食費と子ども医療費の完全無料化を掲げている。子どもは宝だ。財産だ。明日の沖縄を担う子どもたちの未来を等しく育て上げていく。「なくそう子ども貧困条例」を策定して確実に行っていく。翁長知事と一緒にしっかりと取り組む。宜野湾市がモデル地区だと言われるよう、全力でやっていく。

 県庁で38年間、都市計画やまちづくり、建築行政をしてきた。これからの市は21世紀ビジョンでも大きな展望が開ける。県政や市民と一緒になってそれを実現していく。まちづくりは任せてほしい。これまでの経験と実績で、確実に市を豊かにする。

 私は最後までぶれずに辺野古新基地建設に対してきっぱりと反対していく。市民の誇りと尊厳を、志村市政の誕生で国にしっかりと示そう。そして誰もが安心して暮らし、安心して仕事ができる市にする。大事な子どもたちが、夢を持てるような市に変えていく。

<志村選対アピール>子育てナンバーワンへ

 志村候補は翁長雄志県知事と力を合わせ、米軍普天間飛行場の爆音をなくし、5年以内の運用停止と移設によらない1日も早い閉鎖・撤去を実現する。給食費と子ども医療費の無料、待機児童ゼロで子育てナンバーワン、「市民が主役」の市を実現する。保革を超えて市民の心を一つに、経済界や各種団体の幅広い「オール沖縄」とともに現職を追い上げ、横一線で選挙戦に入り勝利まであと一押し。

 沖縄の未来を左右する市長選挙。新基地に反対し翁長知事を支える市民の力で勝利し、爆音をなくし、平和な宜野湾市を実現しよう。