【郷田まみ通信員】宜野座村の研修生制度は、制度の充実と活動の意義が評価されてきた。毎年ペルー、ブラジル、アルゼンチンから研修生を受け入れる留学制度は、母国をアルゼンチンとする2世、3世に村人意識を持ってもらうことを目的にしている。同時に宜野座村からも毎年2人の研修生が同3国に派遣され、各国の村人会との交流を行っている。

(左から)研修生の新里俊文さん、宮平幸信さん。宜野座村人会の新里孝徳さん、清水エゼキエルさん、我謝サンティアゴさん

 今年は宜野座村役場の観光商工課に勤務する新里俊文さん(26)と今年、琉球大学工学部を卒業する宮平幸信さん(25)が研修生として来亜した。

 新たに研修制度名が『世界のギノザンチュ交流事業派遣研修』とリニューアルされ、ペルー、ブラジル、アルゼンチンを各国10日ずつ訪問。アルゼンチンには12月25日に到着し、日本人会、県人会、JICA、日亜学院、領事館などを訪問。2人はブエノスアイレス滞在中は宜野座村人会の新里孝徳さんと屋宜宣順さんの家にホームステイした。

 新里さんは観光課で働くこともあり、なるべく人々と話す場を持って交流するようにしていると語った。宮平さんは「生まれて初めての海外旅行だが、安心して旅行できている」と語った。

 滞在中は村人会がスケジュールを管理し、市内観光の際もガイドとして同行。若いボランティアで、清水エゼキエルさんと我謝サンティアゴさんが市内を案内した。「アルゼンチンの印象は?」という質問に新里さん、宮平さんは「夜が長い」「思ったよりも町がきれい」「道が広い(10車線は初めてみた。沖縄は6車線まで)」「肉がおいしい」などと感想。

 また、「日本文化を守るための多くの取り組みをしていることが分かった」「日亜学院や沖縄県人連合会で盛んに若い人々が日本語や日本文化を学んでいることを知って驚いた」と語った。

 同研修は、歴代約3分の2が女性の研修生だったが、今年は男性2人の研修生となった。2人はペルーではマチュピチュを観光。ブラジルでは、リオデジャネイロ、サンパウロと日系社会の強く根を張るカンピーナスで宜野座村人会本部と交流した。