【那覇】昨年4月に「めんそーれ那覇市観光振興条例」を施行した那覇市は18日、パレット市民劇場でキックオフイベントを開催、沖縄観光の玄関口として市や民間業者、関係機関が連携し、長年の課題だった迷惑行為の是正に取り組みながら、より良い観光地の実現に向けて本格的に動きだす。20日には関係者ら約150人が協力を呼び掛けるのぼりを手に国際通りを練り歩き、店舗にチラシを配るなどして、条例を守るよう呼び掛けた。

より良い観光地の実現に向け、パレードした関係者ら=那覇市牧志・国際通り

 条例施行後、初の取り組み。市職員や関係団体などが黄色のジャンパーを身に着け、国際通りをパレード。

 今後も条例に基づき、公共の場での客引き行為や看板の違法設置などの迷惑行為に対し是正指導を行っていく。

 市は迷惑行為として(1)嫌がる観光客への執拗(しつよう)な客引きや、進路をふさぐなどの強引な勧誘行為(2)歩道上での無許可の路上販売や看板・のぼり等の設置(3)歩道上でのオートバイや自転車などの違法な駐停車-の3点を掲げている。

 今回は、重点地区に国際通り、沖映通り、パレットくもじ周辺の3カ所を設定。同地区内では、口頭注意3回、さらに文書勧告を2回受けても改善されない場合、那覇署や道路管理者に連絡し、法律に基づき必要な処置をとっていく。

 また国際通りなど、中心市街地の通り会など関係団体や道路管理者、那覇署などで組織する迷惑行為防止推進協議会を設置した。

 議員提案で制定された同条例。キックオフイベントでは、同市の金城徹議長が「『人もまちも活(い)きいき、美ら島の観光交流都市』の実現を目指し、安全・安心・快適な観光地づくりへの第一歩を踏み出す」と宣言。

 城間幹子市長は「(迷惑行為が)将来の沖縄観光を考える上で大きな課題。是正に向けて積極的に取り組まないといけない」と強調。推進協議会メンバーらと「頑張ろう」と気勢を上げた。