【那覇】食生活についての正しい知識を身に付けてもらおうと、那覇市は20日、沖縄工業高校で食育教室を開いた。市保健所の管理栄養士が沖縄の健康課題について講話したほか、泊いゆまちで水揚げされたばかりの約50キロのメバチマグロの解体実演もあり、職人の鮮やかな手さばきに生徒たちは歓声をあげた。

マグロの解体作業に見入る高校生たち=沖縄工業高校

 参加したのは食物コース2年生の生徒ら約20人。県内では特に20代の男性から肥満が始まっているという。高校卒業と同時に、親元を離れて生活する人もいるため、市では高校生を対象とした食育教育を毎年行っている。

 管理栄養士の桑江なおさんは、高校生の1日の野菜摂取量は500グラムで「一生のうち、一番栄養が必要な時期」と強調。「いまの時期は骨密度が一番高い。高校生の時期にカルシウムを多くとると、骨粗しょう症を防げる」などと、バランスの良い食生活を心がけるよう呼び掛けた。

 講話後、生徒たちはマグロの解体実演を見学。さばきたての新鮮なマグロに舌鼓を打った。実際に包丁を握った奥山光さん(17)は「角度や力加減が難しかった」と苦笑い。「いつもお菓子を食べ過ぎたり、栄養について考えていなかった。ちゃんと気をつけたいと思う」と話した。