植物工場の普及に取り組んでいる沖縄セルラー電話(北川洋社長)は25日、南城市玉城に第2工場を設立し、リウボウで新商品の販売を始めたと発表した。2014年から稼働している第1工場に比べ、建築面積を2倍に広げる一方、建設費と使用する電気代を同額程度に抑えた。コスト低減で普及に弾みがつくと期待している。

沖縄セルラー電話の植物工場で生産した葉野菜が並ぶ売り場=25日、那覇市・デパートリウボウ

 同社は、同社南城ネットワークセンター敷地内で植物工場の栽培技術や運営方法などを研究しており、企業や市町村へ植物工場の建設や運用ノウハウの提供を目指している。昨年12月に完成した第2工場は建築面積165平方メートル。面積を拡大したため、1日の収穫量は30キロと第1工場の2倍となった。

 工場の設計を自ら手掛け、建築資材の輸送費を抑制するなどして建築費を抑えた。照明にLEDを取り入れ、電気代の削減にもつなげた。

 レタスやバジルなど品目を5種類に増やし、5日からデパートリウボウとリウボウストア全店で販売している。無菌状態の密室で無農薬栽培で育てており、安全で高品質な商品を求める顧客から人気があるという。

 北川社長は「植物工場の設計、建設から運営ノウハウまでパッケージで提案して普及につなげたい」と話した。リウボウホールディングスの糸数剛一社長は「品目を増やしてニーズに対応したい」と述べた。