聴覚障がい者らが作った映像作品のコンクール「第12回さがの映像祭」(主催・同実行委員会など)が京都の龍谷大学で23、24両日に開かれ、沖縄大学2年の小渡佑希子さん(20)が制作したドキュメンタリー作品「ゆいまーる寺子屋」が最高賞となる「大賞」、来場者が選ぶ「会場特別賞」、40歳以下の応募者に贈られる「深川勝三・睦賞」の3冠に輝いた。一作品が3賞を取るのは同祭で初めて。

さがの映像祭で大賞と会場特別賞、深川勝三・睦賞の3冠に輝いた沖縄大学2年の小渡佑希子さん=22日、那覇市・沖縄大学

 作品の題材は、小渡さんが中学3年から高校3年まで通っていた聴覚障がい者のための塾「ゆいまーる寺子屋」。何度も塾に足を運び、後輩らが勉強している様子を撮影。生徒同士が口論する場面もあえて盛り込んだ。

 「聴覚に障がいがあっても、友達と自然におしゃべりができる場があることを知ってほしいし、そんな場が増えてほしい」との思いを込めた。

 主催した同祭実行員会は「伝えたい、という意思が強く感じられた」と評価した。

 来場者からは「生徒たちの自然な感情が見える」との声があった。