語やびら沖縄語ぬ会の玉城弘会長が、「うちなぁぐち読本」を制作した。同会が小学校などのうちなぁぐち講座で使った資料を約10年前からまとめたもので、豊富な会話用例に加え、沖縄の文化や歴史も説明している。県から資金補助を受けて発刊した。

うちなぁぐち読本を手にする玉城弘会長(左)と西原幸子事務局長=2日、沖縄タイムス社

 読本では「夜(ゆう)べぇ 大風(うぅかじ)やゐびぃたんやぁ さゐ(昨晩は大風でしたねぇ)」など台風後のあいさつや、東京に出稼ぎに行った旧友との会話例など生活に根ざした用例を約30テーマにわたり紹介している。

 また、琉球王国時代に名護親方(程順則)が中国から持ち帰った道徳書「六諭衍義(りくゆえんぎ)」のうちなぁぐち訳や、琉球王国最後の国王「尚泰王」が詠んだとされる琉歌を紹介するなど、文化や歴史も学べる一冊だ。

 玉城会長は「日常ですぐ使える用例を集めた。五十音表があり基礎も押さえられる。子どもも大人も活用して」と呼び掛けた。

 読本は浦添市教育委員会や同市自治会長会などに200冊配布した。今月中旬から、浦添市牧港の同市文化協会で一般販売する。価格は1500円(税込み)。問い合わせは同会まで、電話098(877)8751。