大人の日常にもしまくとぅばを-。県文化振興課は那覇、宮古、八重山の大人向けのしまくとぅば会話集を発行した。職場や病院、「拝み」など具体的な場面の会話を盛り込んだのが特徴。編集した宮城一春さんは「少しでもいいので使って、しまくとぅばに親しんでほしい」と呼び掛けた。

しまくとぅば会話集を編集した(左から)宮城一春さん、呉屋栄治さん=2日、沖縄タイムス社

 タイトルは「語ろう 使おう しまくとぅば」の各地の言葉。共通語の原稿を基に地元の話者が翻訳した。「別の地域のしまくとぅばが混在している場合もある。もともとの言葉を大事にした」と宮城さん。現代生活での活用も重視。診察での受け答えやタクシー運転手との会話など身近な場面で、しまくとぅばを話しやすいよう工夫した。

 発行は3月27日、那覇1万部、宮古、八重山は各5千部。協力はしまくとぅば普及センター、編集制作は沖縄時事出版。県内の大学や公立図書館、マスコミなどに贈り一般に配布してもらう。同時に、国頭村辺土名の言葉で描いた紙芝居「十二支の始まり」も50セット制作、辺土名の公民館や小中学校に配る。