【東京】安倍晋三首相は25日の自民党役員会で、宜野湾市長選で佐喜真淳氏(51)が再選されたことに関し、「大きく勇気づけられる勝利を得ることができた。沖縄と対話を積み重ね、基地負担軽減や沖縄振興に取り組んでいきたい」と述べ、再選を歓迎した。

 一方、菅義偉官房長官は会見で、名護市辺野古の新基地建設問題で翁長雄志知事が掲げる「オール沖縄」との言葉について、「実態と懸け離れていることが明らかになった」と述べ翁長氏の政治姿勢を批判した。

 菅氏は、県内11市のうち9市長が辺野古反対を掲げる翁長氏を支持していないと指摘。佐喜真氏が訴えた普天間の一日も早い閉鎖・返還の実現に向けては、「(辺野古)移設という政府の基本方針は従来と全く変わらない。従来通り進めていきたい」と述べ、辺野古計画の推進を強調した。

 中谷元・防衛相も防衛省で記者団に「普天間飛行場の固定化を避けるために移設建設事業を推進したい」と述べ、建設工事を進める考えをあらためて強調。護岸工事着手のタイミングに関しては、「天候や地元住民の生活環境に配慮しながら進めたい」と述べた。具体的な着手時期には言及しなかった。